コミュニケーションは難しい?
残念な対応がありました。
知人の車を運転したときのこと。
暗い夜道、ヘッドライトを上向きにしようとしましたが、できません。
パッシングはできましたので、球切れでは無いようです。
持ち主にそのことを伝え、症状も確認してもらいました。
後日、車をディーラーへ点検に出したときに、
「ヘッドライトを上向きにする方法が判らない。」
と、担当者に言ってしまったようです。
「車を受け取るときに、方法を教えてくれただけだった。」
車の引き取りは昼間、一応ヘッドライトを点灯させ上向き操作を行い、
「こうすれば良いんですよ。昼間なので判りにくいですけど。」
と、伝えられただけ。
というわけで、残念ながらその車のヘッドライトは、上向きにならないままです。
私には今の仕事(コーチング)を決める前に考えていた仕事がありました。
今の仕事と似ているのですが、個性心理分析という基礎知識を基に、カウンセリングを行うというもの。
いろいろな方、約300人の解析を行った経験が、今ではとても役に立っています。
この経験で培ったもののひとつに、クライアントが
本当に知りたいことは、その言葉の先にある
と言うことです。
初対面の私に、いきなり問題の核心は、話しにくい場合もあるでしょう。
中には、私を試そうとする方もいらっしゃいましたけど (笑)。
そんな経験を人一倍した私自身、今に至ってもコミュニケーションは一筋縄ではいかないと思うのです。
その私がコミュニケーションの精度を上げるために気を遣い、チームビルディングの際にも伝えていることがあります。
コミュニケーション術は世の中にたくさんありますが、ここでの話は、お客様の本心を探り、チーム内のコミュニケーション精度を上げる能力になります。
答は、俯瞰視と共通目標。
そう、前回のblogで書いた、組織には共通目標が必要なので考えてもらうこと、その理由は、コミュニケーション精度に強力な影響があるからです。
そしてもう1つは、俯瞰視。
簡単に言うと、少し高い視点から物事を見ましょう、平面的にでは無く立体的に見ましょう、と言うことです。
俯瞰視に関しては、文章だけでの説明は困難なので、詳しく知りたい方はぜひセミナーにおいでください。
さて、ディーラー担当者の対応ですが、
「ヘッドライトを上向きにする方法が判らない。」
という持ち主の言い方にも問題が無かったわけでは無いでしょう。
しかし、ディーラー担当者も持ち主の言葉を愚直に捉えるだけでは無く、永年車に乗っている持ち主の言葉にしては不思議だと考えてくれれば、操作で実際に動作するか確認してくれたと思うのです。
残念!